二世帯住宅のリフォーム!間取りタイプや注意点とは?
2022年03月24日
#リフォームの基礎知識
近年、二世帯住宅のリフォームを検討される方が多くなりました。親世帯と子世帯とでは生活習慣も違うため、どんな間取りにすれば快適に暮らせるのか気になりますよね。二世帯住宅には3種類の間取りタイプがあり、それぞれに特徴があり、メリット・デメリットも異なります。
本記事では、二世帯住宅へのリフォームを検討している方に向けて、間取りタイプや注意点について解説します。
二世帯住宅の間取り
「完全分離型」「部分共有型」「完全同居型」と3種類ある二世帯住宅の間取りタイプの特徴やメリット・デメリットについて解説しますので、ぜひご覧ください。
完全分離型
完全分離型は、玄関から居住スペースまですべて分離されているタイプです。
メリットは以下の5つです。
1. 各世帯のプライバシーを守れる
2. 各世帯ごとに設計の自由度が高い
3. 税金面での優遇を受けやすい
4. プライバシーを守りつつ近くに暮らしているという安心感を得られる
5. 将来どちらかが空けば賃貸として貸し出すことができる
デメリットは以下の2つです。
1. 水光熱費がかかりやすい
2. 水道やお風呂などの建築費が高くかかる
それぞれにプライバシーの確保をしたいけれど、すぐに駆けつけられる安心感がほしい方におすすめの間取りタイプです。
部分共有型
部分共有型は、玄関・キッチン・浴室など一部は共有し、リビングや寝室は分離されているタイプです。
メリットは以下の5つです。
1. 敷地が狭くても広い居住スペースを確保できる
2. 玄関や水回りといった一部は共有されるため建築費を抑えられる
3. 世帯間のコミュニケーションとプライバシーの両立がしやすい
4. 水光熱費を抑えやすい
5. 各世帯ごとに設計の自由度が高い
デメリットは以下の3つです。
1. 共有スペースの位置によっては間取りプランに制限が生じやすい
2. 生活音が気になることがある
3. 生活スタイルの違いにより気遣わなければならないことがある
プライバシーの確保はしたいけれど、コミュニケーションもとれるようにしたい方におすすめの間取りタイプとなっています。
完全同居型
完全同居型は、キッチンや水回りなど個室以外のすべてを共有するタイプです。
メリットは以下の4つです。
1. 介護や子育てなど手助けしやすい
2. 敷地が狭くても広い居住スペースを確保できる
3. 玄関や水回りなどは共有されるため建築費を抑えられる
4. 水光熱費を抑えやすい
デメリットは以下の3つです。
1. 生活音が気になりやすい
2. 生活スタイルの違いにより気遣わなければならない
3. 各世帯のプライバシー確保が難しい
二世帯の交流を常に楽しみたい方におすすめの間取りタイプです。
二世帯住宅リフォームの注意点
間取りのタイプによっては、生活音や生活スタイルの違いがストレスに感じる場合があります。そのため、リフォームする際は防音や遮音の検討、間取りのタイプを両世帯でしっかり話し合っておくことが大切です。
また、リフォーム資金として親から110万円以上の金銭を受け取ると、贈与税がかかります。リフォームに関する税金については複雑なため、リフォーム会社などに相談するのが最適です。
■まとめ
今回は、二世帯住宅へのリフォームを検討している方に向けて、間取りタイプや注意点について解説しました。完全分離型以外はプライバシーの確保や生活音などを考えなければなりませんが、交流のしやすさや建築費の削減ができるといったメリットがあります。トラブルを未然に防ぐためにも、リフォームする際は世帯同士でよく話し合ってから決めましょう。
敷島住宅では、二世帯住宅へのリフォームも承っております。費用や間取りのご相談からリフォームの施工まで、ぜひ敷島住宅にお任せください。
