サイディング・モルタルを簡単比較|外壁仕上げはどっちがいい?

2022年04月21日

#リフォームの基礎知識

外壁仕上げの塗材で人気のある「サイディング」と「モルタル」。外壁のリフォームを考えている方は、どちらにするか悩みますよね。

本記事では、リフォームの外壁仕上げをサイディングかモルタルで悩んでいる方に向け、双方の特徴やメリットとデメリットをご紹介いたします。

 

サイディング

サイディングとは、板の表面に型で柄を形成し塗装する板状の外壁材です。モルタルが主流だった昭和40年代に新たな塗材として普及し始め、現在では人気の塗材となりました。
サイディングには4つの種類があります。

 
・窯業系サイディング…セメント質と繊維質を素材としたもの
・金属系サイディング…ガルバリウム・アルミニウム・ステンレスなどを素材としたもの
・木質系サイディング…天然の木材を素材としたもの
・樹脂系サイディング…樹脂を素材としたもの

 

メリットについて

サイディングのメリットは以下の通りです。

 
・デザイン性が高く種類が豊富
・工場で大量生産できるためリーズナブル
・工場で加工できるため施工期間が短い
・耐用年数がモルタルよりも長い

 
サイディングは柄が豊富なため、自分好みのデザインが見つかりやすいのが特徴です。外観にこだわりたい方に向いているといえます。

また、大量生産により比較的リーズナブルであることから、予算を抑えてのリフォームが可能である点も大きなメリットです。さらに、リフォームの悩みの種になりやすい施工期間も、サイディングであれば工場で加工できるため短く済む可能性があります。

そして、耐用年数がモルタルよりも長いのもサイディングの大きなメリットです。

 

デメリットについて

サイディングのデメリットは、シーリングなど都度補修が必要であることと、モルタルに比べて薄いため耐火性や遮音性が劣ることです。

 

モルタル

 
モルタルとは、セメントと砂を混ぜて作られた塗材です。モルタルの塗材をラス(網状金属)に塗り、その上から仕上げに塗装を施します。
表面塗装の種類は、主に以下の4つから選択できます。

 
・リシン仕上げ…骨材とアクリル塗料などを混ぜて作られた素材で、塗料を外壁に吹きつける手法
・スタッコ仕上げ…塗料を吹きつけたあとにコテで潰して凸凹模様を作る手法
・複層タイル仕上げ…丸みのある塗料を吹きつけ、なめらかな模様を作る手法
・塗り壁…手作業で塗料を壁の下地に塗り重ねて仕上げる手法

 

メリットについて

モルタルのメリットは以下の通りです。

 
・職人による手仕上げで継ぎ目がなくきれいな仕上がりになる
・アールのある外壁でも対応可能
・耐熱性や防音性に優れている

 
モルタルはデザインの自由度が高く、アールのあるような複雑な形の外壁であっても塗装ができます。また、耐熱性や防音性に優れています。

 

デメリットについて

モルタルのデメリットは以下の通りです。

 
・耐用年数がサイディングよりも短い
・コストがかかる
・クラック(ヒビ)を起こしやすい

 
できるだけ費用を抑えたい方やこまめなメンテナンスを避けたいという方は、他の塗材を検討いただいたほうがいいかもしれません。

 

まとめ

サイディングは豊富なデザイン、安価で施工期間が短い、耐用年数がモルタルよりも長いことから、低予算で済ませたい方、デザインにこだわりがある方に向いています。

一方モルタルは、継ぎ目がないきれいな仕上がり、アールのある外壁でも対応可能、耐熱性や防音性に優れていることから、個性的な外観にしたい方に向いています。

敷島住宅では、さまざまなリフォームのご相談を受付けております。サイディングかモルタルのどちらにしようか迷っている方も、まずはお気軽にご連絡ください。

 

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